□  雑学1                            平成14年8月9日



 ‘その1’。「そういえば右耳にあててみると良く聞こえる」。携帯電話に右耳用、左耳用があるとは知らなかった。携帯電話は電波の弱いエリアの時の対応が問題。携帯電話にとって大敵は人間の身体。携帯電話を手にした時から人間の身体は携帯電話にとってマイナスに作用する。携帯電話を耳にあてて次に邪魔になるのは人間の頭の部分。頭からいかに離れて電波を受信できるかによって受信状態は変化する。右耳用の携帯電話のアンテナは携帯電話の正面から見た時に右側、左耳用はその逆についている。アンテナは右耳用、左耳用で上手に頭から離れて、通信状態は改善されてくる。ちなみに耳につける小さなスピーカーもアンテナと反対側についている。

 ‘その2’。「上司、目上の人と一緒にエレベーターに乗るときはどちらが先?」。エレベーターの扉が開いた途端「お先にどうぞ」は本当は間違い。自分が先に乗って上司の人を迎え入れるのが礼儀。エレベーターから降りる時は先に降りてもらうのが正しい。エレベーターが開いた時にどうなっているか分からない。リスクは目下の者が自分で負担するというマナー。

 ‘その3’。「玄関戸は内開きか外開きか?」。結論から言うと、人を迎え入れる場であるから内開き。大半の玄関戸は外開きで設計されている。外開き戸は外からの水・風が浸入しないようにするディテール処理が簡単。内開き戸の難点は玄関内の靴の処理が大変。雨仕舞のための玄関戸に工夫をし、ドアが靴をはかないために内部のスペースを横に広くとることによって、こういった問題は解決する。

 ‘その4’。「腹筋を鍛えればウエストはくびれる?」。確かに毎日400回の腹筋をくり返している人の浮き出た腹筋は素晴らしい。腹直筋は鍛えると浮き上がってくるが面倒なのは腹斜筋。TVのコマーシャルのくびれのエステでも、アブ○○という低周波でも腹斜筋は締まってこない。ダンベル片手に頭のうしろに手を当ててサイド・ベンドが効果があるがなかなか大変だ。ゴリラにはウエストがない。ドタドタ歩くからくびれは出来ない。要は、人間が真っすぐ歩くようになってくびれの出来る体型になったのである。真っすぐ歩くためには上半身と下半身がねじれないと歩けない。スーパーモデルの歩き方は見ていて気持ちが良い。ダイエットしながら運動を始めて長続きしないで途中でやめてしまう事を繰り返しているなら、小さな事でも毎日真っすぐきちんと歩けばくびれはしっかりくびれてくる。

 ‘その5’。「トイレットペーパーに何故二重仕様がある?」。一昔前どこの家庭でも使っていた調味料「○△の素」と同じ論理。売り手の論理。耳かきぐらいのスプーンが付いてパラパラとふりかけていたのを、ビンに穴をあける事によって売り上げが飛躍的に伸びた「○△の素」。トイレットペーパーも二重のものが備え付けられているからといって、巻き取り量が一重のものと比較して半分になることはない。身体で覚えた習慣で、人間は何回巻き取るか殆んど一定か、少し多いだけだという。お陰でペーパーの使用量は増え、高いペーパーを買うことになる売り手の論理。

 思いつくままに「閑話休題」。・・・・・雑学その1からその5まで(新幹線の中にて)。

 

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